3連休最終日お客様から電話ががなる。
「ショベルがなんだか調子悪く単気筒になる」
との事。
その日は買い付けに千葉まででてしまっていて戻れないので
任意保険のレッカーで後日運んでもらうことに。

まあポイントの不具合くらいだろうと思っていたがいろいろ調べてるうちに
フロント側の圧縮が無い事が判明した。
そくフロント側のみばらす。

小さい跡ですがエキゾーストバルブにインテークバルブと当たった跡が!

ステムが曲がり圧縮が漏れてしまったようです。
だがこの寒い時期にある程度距離を走ってるショベルがなぜ
急に焼き付き起こすのか疑問が残りシリンダーも外してみる

ん~なかなかだ。
何かおかしい。
クランクケースからヘッドに向かうオイルラインを外してクランキングする。
オイルが上がってこない。
タペットスクリーンをチェックする。
まるで新品ごみ一つもない。

カムカバーを外しオイルポンプギアを指で回す。
ギアは回るがシャフトが回らず、、、

オイルポンプが、、、
リターンのギアが何かの原因でロックしてギアケース内のオイルポンプギアのキーを
破断させてしまったようです。

しばらくの間オイルがエンジンに回らずに走行してしまい各部焼き付きを
起こしてしまったようです。

こんな時だけオイルプレッシャーランプが付いていればな~
なんて思った一日でした。